うなぎ文化 土用の丑の日 2027年 2026年11月28日

冬の土用の丑の日2027はいつ?/
期間の数え方と、うなぎを食べる由来

この記事の結論

  • 2027年の冬の土用の丑の日は、1月22日(金)と2月3日(水)の2回です。2月3日は節分と重なります。
  • 2027年の冬の土用は、1月17日(日)から2月3日(水)までの18日間です。国立天文台の暦要項で確かめました。
  • 土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、平賀源内の発案という説が有名です。冬に食べる決まりは確かめられませんでした。

2027年の冬の土用の丑の日は、1月22日(金)と2月3日(水)です。国立天文台の「令和9年(2027)暦要項」によると、冬の土用の入りは1月17日、立春は2月4日です。土用は立春の前の約18日間なので、立春の前日の節分(2月3日)までが冬の土用になります。この記事では、期間と丑の日の数え方、2027年の土用の丑の日の一覧、夏にうなぎを食べる由来の説を、出典とあわせて紹介します。

2027年の冬の土用の丑の日はいつ?

2027年の冬の土用の丑の日は、1月22日(金)と2月3日(水)の2回です。土用の期間に丑の日が2日あるとき、2回目の丑の日を「二の丑」と呼びます(国立国会図書館「レファレンス協同データベース」の大阪府立中央図書館の回答)。2027年の二の丑の2月3日は、節分の日でもあります。

2027年の冬の土用のカレンダー

項目 日付 曜日 メモ
冬の土用の入り 2027年1月17日 日曜日 太陽黄経297度(17時46分)
大寒 2027年1月20日 水曜日 二十四節気の1つ
土用の丑の日(1回目) 2027年1月22日 金曜日 日の干支は辛丑(かのとのうし)
土用の丑の日(2回目・二の丑) 2027年2月3日 水曜日 節分。日の干支は癸丑(みずのとのうし)
立春 2027年2月4日 木曜日 太陽黄経315度(10時46分)。この前日までが冬の土用

(出典:国立天文台「令和9年(2027)暦要項」二十四節気および雑節〈2026年2月2日発表〉、国立天文台暦計算室「日本の暦日データベース」。時刻は中央標準時)

前の年の夏の土用の丑の日は、2026年の土用の丑の日の記事で紹介しています。

冬の土用の期間はいつからいつまで?

2027年の冬の土用は、1月17日(日)から2月3日(水)までの18日間です。国立天文台の用語解説では、土用は「立春・立夏・立秋・立冬の前約18日間」で、暦には土用の入りの日がのっていると説明しています。

土用の入りと、終わりの日の決まり方

  1. 土用の入り:太陽黄経(太陽の見かけの通り道の上の位置)が決まった角度になる日です。冬の土用は297度で、2027年は1月17日の17時46分にこの角度になります
  2. 土用の終わり:土用は立春の前の期間なので、立春(2027年は2月4日)の前日までです
  3. 節分:国立天文台は、節分を「立春の前日」と説明しています。そのため、冬の土用の最後の日は節分と同じ日になります。節分は季節の分かれめのことで、もとは四季それぞれにあったとも説明しています

4つの土用の入りの角度と、2027年の日時

土用の入りは、季節ごとに太陽黄経の角度が決まっています。2027年の土用の入りの日時は次のとおりです。

土用 太陽黄経 2027年の土用の入り(中央標準時) 次の節気
冬の土用 297度 1月17日 17時46分 立春(2月4日)
春の土用 27度 4月17日 14時36分 立夏(5月6日)
夏の土用 117度 7月20日 6時37分 立秋(8月8日)
秋の土用 207度 10月21日 0時10分 立冬(11月8日)

(出典:国立天文台「令和9年(2027)暦要項」、同「こよみ用語解説 二十四節気・雑節」)

冬の土用は、大寒と重なる時期

冬の土用の期間には、二十四節気の「大寒」(2027年は1月20日)が入ります。国立天文台は、大寒を「冷気が極まって、最も寒さがつのる」ころと説明しています。その前の「小寒」(2027年は1月5日)は、寒の入りです。国立天文台の説明のうえでは、冬の土用は、冷気が極まる大寒のころと重なっています。

丑の日はどう決まる?十二支の日の数え方

丑の日は、毎日に順番に割り当てられている十二支が「丑」になる日です。十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12個なので、丑の日は12日ごとにめぐってきます。農林水産省の広報誌「aff」も、土用の丑の日を、土用の期間と、12日周期で割り当てられる十二支の「丑」が重なる日と説明しています。

日の干支は60日でひとめぐり

暦では、十二支に十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)を組み合わせた「干支」で日を表します。国立天文台の暦Wikiは、干支を、十干と十二支を組み合わせて60までの数を周期的に数える方法と説明しています。2027年1月22日の干支は「辛丑」、2月3日は「癸丑」で、どちらも十二支が「丑」なので丑の日です。

日を干支で数える方法は、とても古くからあります。暦Wikiによると、中国の殷の時代の甲骨文でも日付に干支が使われていました。日本でも、明治時代に暦を太陽暦に改めたとき、年や日付を続けて数えるのに便利なので、暦に干支をのせるよう達(たっし)が出されたと説明しています。

自分で数えるときの手順

  1. 暦要項などで、その季節の土用の入りの日と、立春・立夏・立秋・立冬の日を確かめる
  2. 土用の期間の中で、日の干支が「丑」の日を1つ見つける(国立天文台の「日本の暦日データベース」で日付から調べられます)
  3. その日に12日を足し、まだ土用の期間の中なら、その日も丑の日(二の丑)になる

「二の丑」がある年とない年は何がちがう?

二の丑があるかどうかは、土用の期間の中で、最初の丑の日が何日目に来るかで決まります。土用の期間は、土用の入りの時刻によって18日間か19日間になり(レファレンス協同データベースで紹介されている暦の資料)、丑の日は12日ごとなので、最初の丑の日が早めに来ると、12日後の丑の日も土用の中に入ります。

土用の長さ 二の丑が入る条件(計算)
18日間 最初の丑の日が1〜6日目なら、12日後(13〜18日目)も土用の中
19日間 最初の丑の日が1〜7日目なら、12日後(13〜19日目)も土用の中

2027年の冬の土用は18日間で、最初の丑の日(1月22日)は6日目です。12日後の2月3日は18日目で、土用の最後の日にあたるため、ぎりぎり二の丑が入ります。

2027年の土用の丑の日は年に何回ある?

2027年の土用の丑の日は、冬・春・夏・秋をあわせて7回です。土用は年に4回あり、それぞれの期間に丑の日が1回か2回入ります。

季節 土用の期間(2027年) 土用の丑の日
冬 1月17日(日)〜2月3日(水) 18日間 1月22日(金)・2月3日(水)
春 4月17日(土)〜5月5日(水) 19日間 4月28日(水)
夏 7月20日(火)〜8月7日(土) 19日間 7月21日(水)・8月2日(月)
秋 10月21日(木)〜11月7日(日) 18日間 10月25日(月)・11月6日(土)

(出典:国立天文台「令和9年(2027)暦要項」の土用の入り〈1月17日・4月17日・7月20日・10月21日〉と立春・立夏・立秋・立冬〈2月4日・5月6日・8月8日・11月8日〉、国立天文台暦計算室「日本の暦日データベース」の日の干支から作成)

夏の土用の丑の日は、2027年は7月21日(水)と8月2日(月)の2回です。土用の丑の日そのものの意味や、うなぎ以外の食べものの話は、土用の丑の日とはの記事もご覧ください。

なぜ夏の土用の丑の日にうなぎを食べるの?

夏の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣の始まりには、いくつかの説があります。ここでは、公的な機関が紹介している話だけを取りあげます。どの説が正しいかは、この記事では決めつけません。

平賀源内の発案という説

農林水産省の「うちの郷土料理(鰻のかば焼き 東京都)」は、土用の丑の日にうなぎを食べる慣習が江戸時代に行われていたこと、そしてその始まりは平賀源内の発案という説が有名であることを紹介しています。

万葉集の大伴家持の歌

奈良時代の『万葉集』には、大伴家持がうなぎを詠んだ歌があります(巻16・3853)。

石麻呂に 我物申す 夏痩せに 良しといふものそ 鰻捕り喫せ

意味:石麻呂さんに申し上げます。夏痩せによいというものですよ。うなぎをとって召し上がりなさい。(奈良県立万葉文化館 万葉図書・情報室の資料「天平の食 いただきます」の訳をもとに、やさしく言いかえました)

この資料は、当時すでに、うなぎの栄養価が高いことが知られていたと紹介しています。農林水産省のページも、この歌にふれて、うなぎの栄養価の高さが古くから知られていたと書いています。ただし、この歌は夏痩せにふれたもので、「土用の丑の日」に食べることを詠んだものではありません。

うなぎの「旬」との関係は?

夏の習慣と、うなぎがいちばんおいしい時期(旬)との関係は、この記事では取りあげていません。旬の考え方はうなぎの旬はいつ?の記事で紹介しています。

冬の土用の丑の日にも、うなぎを食べるの?

冬の土用の丑の日に、決まって食べるものがあるという公的な資料は、この記事では確かめられませんでした。ただ、土用は年に4回あり、丑の日も2027年だけで7回あります。夏の習慣を、寒い時期のごちそうの目安として冬の丑の日に楽しむのも、1つの楽しみ方です。

冬の土用の丑の日の楽しみ方

うなぎのかば焼きに家庭がお金を使う月の傾向は、総務省の家計調査をもとにした家計調査で見るうなぎの消費の記事で紹介しています。

冬の土用の丑の日は、四街道の猫家で

猫家の本店(千葉県四街道市)は、特大の国産うなぎを蒸してから焼き、特製のタレで仕上げる関東風のうなぎ屋です。
店内でのお食事のほか、テイクアウトやデリバリー(Uber Eats・出前館など)でもお楽しみいただけます。

電話予約承ります(本店:〒284-0005 千葉県四街道市四街道1-22-5/夜は21:00〜深夜、平日の昼は11:30〜15:30で予約制)

よくある質問(FAQ)

2027年の冬の土用の丑の日はいつですか?
1月22日(金)と2月3日(水)の2回です。国立天文台の「令和9年(2027)暦要項」によると、冬の土用の入りは1月17日、立春は2月4日なので、冬の土用は1月17日から2月3日までです。2月3日は節分の日でもあります。
冬の土用の期間はどう決まりますか?
国立天文台は、土用を立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間と説明しています。冬の土用の入りは、太陽黄経が297度になる日です(2027年は1月17日)。立春の前日の節分までが冬の土用なので、2027年は1月17日から2月3日までの18日間です。
丑の日はどうやって数えるのですか?
毎日に十二支が順番に割り当てられていて、十二支が「丑」になる日が丑の日です。十二支は12個なので、丑の日は12日ごとにめぐってきます。日の干支は、国立天文台の「日本の暦日データベース」で日付から調べられます。
2027年の夏の土用の丑の日はいつですか?
7月21日(水)と8月2日(月)の2回です。2027年の夏の土用は7月20日から8月7日まで(立秋は8月8日)です。
なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるのですか?
いくつかの説があります。農林水産省の「うちの郷土料理」は、土用の丑の日にうなぎを食べる慣習が江戸時代に行われていたことと、その始まりは平賀源内の発案という説が有名であることを紹介しています。また『万葉集』には、大伴家持が夏痩せによいとしてうなぎをすすめる歌があります。

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参考にした情報

※この記事の日付は、2026年10月27日に確認した上記の情報をもとにしています。