副業で飲食店を始めるには?
週3日・夜間のみで成立するビジネスモデルを完全解説【2026年版】
この記事の結論
- テイクアウト専門や予約制、週末限定などの限定営業なら、週3日・夜間のみでも副業の飲食店は成立します。
- 始める前に勤務先の就業規則を必ず確認し、副業所得が年間20万円を超えたら確定申告をします。
- 本業と両立するには、1人で回せる業態を選び、自分が現場にいなくても回る仕組みを最初から作ることが鍵です。
働き方改革と副業解禁の流れを受け、会社員のまま飲食店を始める「副業オーナー」が増えています。週3日・夜間のみの限定営業でも、業態と運営の仕組みを正しく設計すれば月10〜25万円の副収入は十分実現可能です。本記事では2026年最新の制度に基づき、副業飲食店のメリット・リスク、成立する具体的モデル、収益シミュレーション、税務処理、本業との両立術を徹底解説。さらに副業に最適なフランチャイズ業態の選び方も紹介します。
目次
1. 副業として飲食店を始める3つのメリット 2. 副業飲食店のリスクと注意点 3. 週3日・夜間のみで成立する飲食店モデル 4. 副業飲食店の収益シミュレーション(月商・利益の現実) 5. 必要な許可・届出・税務処理 6. 本業との両立を可能にする運営のコツ 7. 猫家FCを副業で検討するときのポイント 8. よくある質問(FAQ)副業として飲食店を始める3つのメリット
副業として飲食店を始める最大の魅力は、本業の安定収入を維持しながら経営者としての経験を積める点です。2018年の厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」策定(その後2020年・2022年に改定)以降、副業を認める企業は増えており、経団連の2022年の調査では、回答企業の53.1%が副業・兼業を「認めている」としています。飲食店は副業の中でも実体験を伴うビジネスとして、定年後の独立準備や資産形成手段として注目されています。
メリット1:本業収入を維持しながら経営を学べる
副業として始めれば、開業初期に売上が伸び悩んでも生活に直接的な影響はありません。本業の給与が「赤字補填の保険」として機能するため、焦らず腰を据えて経営を学べます。これは脱サラ独立では得られない最大のメリットです。経営判断・接客・原価管理など、実践でしか学べない知見を低リスクで蓄積できます。
メリット2:定年後への「段階的移行」が可能
50代・60代の方にとって、定年退職を控えた今が副業開始のベストタイミングです。在職中に副業として飲食店を立ち上げ、退職後にそのまま本業化する「段階的独立」は、失敗リスクを最小化する合理的なキャリア戦略です。退職金を全額投下するギャンブル型独立とは対照的に、3〜5年かけて事業を育てられます。
メリット3:節税効果と資産形成の二重メリット
飲食店を個人事業として開業すれば、事業に関わる支出を経費計上できます。青色申告を選択すれば最大65万円の特別控除を受けられ、本業給与と合算した課税所得を圧縮可能です。さらに事業が軌道に乗れば資産価値のある事業を保有することになり、給与収入だけでは作れない資産ポートフォリオを構築できます。
副業飲食店のリスクと注意点
メリットだけでなく、副業飲食店ならではのリスクと注意点も正しく把握しておく必要があります。「本業に支障を出さない設計」が成功の絶対条件です。
注意点1:勤務先の就業規則を必ず確認
副業を認める企業が増えたとはいえ、就業規則で副業を全面禁止・制限している企業も依然として存在します。特に公務員は原則として副業禁止(自治体首長の許可制)です。また、副業を認めている企業でも「競業避止義務」「本業への支障禁止」「事前申請」などの条件が設けられているケースが大半です。発覚すると懲戒対象になるため、必ず事前に就業規則を確認し、必要に応じて人事部に相談しましょう。
注意点2:本業の疲労による健康リスク
本業+飲食店運営の二重生活は、体力的・精神的な負担が想像以上に大きいです。特に夜間・週末営業は休日返上となるため、休息時間が確保できません。月の労働時間が300時間を超えると、健康被害・本業のパフォーマンス低下リスクが急上昇します。「自分が現場に立たなくても回る仕組み」を最初から設計することが重要です。
注意点3:副業の所得と住民税
副業で所得があると、その分の住民税も増えます。会社員の住民税は通常「特別徴収」(給与からの天引き)で納めますが、副業の事業所得にかかる分は、確定申告のときに「特別徴収」か「普通徴収」(自分で納付)かを選べる場合があります。住民税の納め方は副業を隠すための手段ではないので、まずは注意点1のとおり就業規則で副業の扱いを確かめ、必要な届け出をしておきましょう。
注意点4:限定営業特有の集客難易度
週3日・夜間のみの限定営業は、フルタイム営業の店より「営業日・営業時間の認知獲得」が難しい傾向にあります。「いつ開いているかわからない店」と認識されれば客足は遠のきます。SNS・Googleマップ・LINE公式アカウントなどで営業日を継続発信し、固定客を獲得する施策が必須です。
リスク回避の鉄則
副業飲食店で失敗する最大要因は「無理な営業時間の設定」です。本業の繁忙期・繁忙日と重ねない、体力的に持続可能な営業日数に絞る、運営の自動化・省力化を徹底する——この3点を守れば、副業飲食店は持続可能な事業として成立します。
週3日・夜間のみで成立する飲食店モデル
副業として成立する飲食店には、「限定営業でも採算が取れる業態」という共通点があります。一般的なイートイン型のフルタイム飲食店は副業向きではなく、以下のような特化型業態が選択肢になります。
モデル1:テイクアウト専門業態(最有力候補)
客席を持たないテイクアウト専門店は、営業時間を自由に設定でき、人件費・家賃が抑えられるため副業に最適です。10〜15坪の小規模物件で開業でき、平日夜のみ・週末のみといった限定営業でも採算が取りやすい構造です。うなぎ・弁当・カレー・餃子・パンなど、テイクアウト適性の高い業態が向いています。
モデル2:週末限定居酒屋・バル
金・土・日の3日間のみ営業する週末限定業態です。本業の平日勤務と完全に切り分けられるのが利点で、コアな顧客層が定着すれば固定客中心の安定収益が見込めます。ただしアルコール提供と深夜営業のため体力的負担が大きく、自分が現場に立つ場合は要注意です。
モデル3:完全予約制レストラン・小料理店
事前予約のみで営業する隠れ家型業態。仕入れ・仕込みのロスがゼロになり、原価率を低く抑えられます。SNSと口コミでファンを獲得する必要がありますが、副業オーナー本人の個性を活かせる業態です。月8〜12日の営業で月収15〜30万円も十分可能です。
モデル4:ゴーストレストラン(デリバリー専業)
デリバリーアプリ専業の業態。店舗看板も客席も不要で、自宅近くのシェアキッチンや小規模物件で運営できます。営業時間も自由に設定でき、副業向け業態として2020年以降急増していますが、プラットフォーム手数料(35〜40%)と競合激化が課題です。
副業に向く業態と向かない業態の比較
| 業態タイプ | 副業適性 | 理由 |
|---|---|---|
| テイクアウト専門店 | ◎ | 営業時間自由・1人運営可・低固定費 |
| 週末限定居酒屋 | ○ | 平日と切り分け可能・ただし体力負担大 |
| 完全予約制店 | ○ | ロス少・ファン獲得が必要 |
| デリバリー専業 | ○ | 店舗不要・手数料負担大 |
| フルタイムレストラン | × | 営業時間長・人件費重い |
| ラーメン店・定食屋 | × | 毎日仕込み必須・体力勝負 |
| カフェ(イートイン型) | △ | 営業時間長・回転率低い |
副業飲食店の収益シミュレーション(月商・利益の現実)
副業飲食店で実際に「いくら稼げるか」を、テイクアウト専門業態を想定して具体的にシミュレーションします。月商と利益の現実的なレンジを把握することが、副業設計の出発点です。
ケースA:週末2日営業(土日のみ・テイクアウト)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 営業日数 | 月8〜9日(土日のみ) |
| 1日売上目安 | 5〜8万円 |
| 月商 | 40〜70万円 |
| 原価(35%) | 14〜25万円 |
| 家賃・水道光熱費 | 10〜15万円 |
| その他経費 | 3〜5万円 |
| 月利益 | 13〜25万円 |
ケースB:平日夜+週末(週4日・夜間のみ)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 営業日数 | 月16〜17日 |
| 1日売上目安 | 4〜7万円 |
| 月商 | 65〜120万円 |
| 原価(35%) | 23〜42万円 |
| 家賃・水道光熱費 | 12〜18万円 |
| パート人件費 | 8〜15万円 |
| その他経費 | 4〜6万円 |
| 月利益 | 18〜40万円 |
1年目・2年目の現実的な売上推移
飲食店は「開業1〜3ヶ月は赤字、4〜6ヶ月で損益分岐、7〜12ヶ月で黒字化」というのが典型的な推移です。副業として始める場合も例外ではなく、初年度は赤字補填が必要なケースも想定しておきましょう。
本業との合算収入シミュレーション
本業年収500万円のサラリーマンが副業飲食店で月利益20万円を実現した場合、年間副収入240万円が追加されます。本業合算後の手取り増加は税負担を考慮しても年150〜180万円程度で、これを5年間継続すれば750〜900万円の純資産形成が可能です。退職金とは別の独立した収入源を作る意味でも、副業飲食店は強力な選択肢になります。
必要な許可・届出・税務処理
副業として飲食店を運営する場合も、フルタイム飲食店と同じ許可・届出が必要です。「副業だから簡略化される」ことは一切ありません。以下、必要な手続きを整理します。
必須の許可・届出一覧
| 項目 | 提出先 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 飲食店営業許可 | 保健所 | 16,000〜19,000円 |
| 食品衛生責任者 | 保健所(講習) | 約10,000円 |
| 防火管理者選任届 | 消防署(30人収容以上) | 講習5,500円 |
| 個人事業の開業届 | 税務署 | 無料 |
| 青色申告承認申請書 | 税務署 | 無料 |
| 深夜酒類提供飲食店営業開始届 | 警察署(深夜営業の場合) | 無料 |
確定申告と税務処理
副業飲食店の所得は「事業所得」として確定申告します(雑所得扱いになるケースもあり、年間収入が継続的に300万円未満の場合は税務署判断による)。事業所得として申告するメリットは大きく、青色申告を選択すれば最大65万円の特別控除、事業所得が赤字の場合の本業の給与所得との損益通算、家族への給与(青色事業専従者給与)など、税務上の優遇が受けられます。
住民税の納め方(特別徴収と普通徴収)
会社員の住民税は、ふだんは給与から天引きされる「特別徴収」です。副業の事業所得にかかる住民税は、確定申告書の住民税に関する欄で、給与から差し引く(特別徴収)か、自分で納付する(普通徴収)かを選べる場合があります。扱いは市区町村によって異なることもあるため、くわしくはお住まいの市区町村や税理士に確認してください。副業を始める前に、勤務先の就業規則で副業がどう扱われているかを確認しておくことが大切です。
消費税の扱い
年間の課税売上が1,000万円を超えると、原則としてその2年後から消費税の課税事業者になります(インボイス登録をした場合は売上にかかわらず課税事業者)。副業飲食店で月商80万円を超えるレベルになると視野に入ってくる金額です。インボイス制度(2023年10月開始)対応も含めて、税理士に相談しながら進めることをお勧めします。
副業での開業を考えている方へ
猫家FCは加盟金150万円(保証金込み)、テイクアウトやデリバリーも取り入れたうなぎ屋です。
副業での開業をお考えの方も、まずはお気軽にご相談ください。
本業との両立を可能にする運営のコツ
副業飲食店を持続させる最大の鍵は「自分が現場にいなくても回る仕組み」を最初から作ることです。気合と根性で乗り切る運営は、長くて1〜2年で限界が来ます。以下、現役副業オーナーが実践している運営のコツを紹介します。
コツ1:1人運営可能なコンパクト業態を選ぶ
調理工程がシンプルで、1人でも回せる業態を選ぶことが大前提です。テイクアウト専門・予約制・限定メニューなどの業態は、複雑なオペレーションが不要で副業に最適。逆に、フルタイム居酒屋やラーメン店のようにスタッフ複数名前提の業態は副業向きではありません。
コツ2:予約・決済・在庫管理をデジタル化
予約管理(トレタ・テーブルチェック)、決済(Square・Airペイ)、在庫管理(FoodIT・スマレジ)など、スマホ・タブレットで完結する管理ツールを導入すれば、本業中でもリモート管理が可能になります。月額数千円のコストで、本業時間中の電話・現金管理から解放されます。
コツ3:信頼できるスタッフを1〜2名雇用
副業オーナーが現場に立てない時間帯は、信頼できるパート・アルバイトに任せる体制が不可欠です。特に「鍵を任せられる責任者」を1名確保することで、副業オーナーの時間的拘束を大幅に減らせます。時給1,200〜1,500円のシフトリーダー的人材の確保が運営の鍵を握ります。
コツ4:本部任せにできるフランチャイズを選ぶ
仕入れなどの「副業オーナーが時間を取りにくい業務」を本部が担うFCを選べば、運営負担は軽くなります。本部が何をどこまで担うかはFCによって大きく異なるため、加盟前に必ず確認しましょう。猫家FCでは、うなぎの仕入れは本部が担います。
コツ5:本業の繁忙期と営業日を切り分ける
本業に決算期・繁忙期がある方は、その期間の副業営業を縮小・休業する柔軟さも重要です。本業に支障が出れば本末転倒。「無理せず続けられる範囲」を見極め、年間スケジュールで調整することが長期継続の秘訣です。
定年後の本業化への布石
副業期間中に獲得した顧客基盤・運営ノウハウ・スタッフ体制は、そのまま定年後の本業化の土台になります。副業期間=助走期間と位置づけ、定年退職と同時に営業日を拡大して本業化するのが理想的な「段階的独立」のシナリオです。詳しくは脱サラ独立向けフランチャイズ記事もご覧ください。
猫家FCを副業で検討するときのポイント
ここでは、副業での開業を考える方が猫家FCを検討するときのポイントを、加盟条件をもとに整理します。
ポイント1:加盟金150万円(保証金込み)で加盟可能
猫家FCの加盟金は150万円(保証金込み)です。物件・設備費は別途かかるため、物件の条件を見ながら、無理のない資金計画を立てることが大切です。
ポイント2:小さなお店でも売上を確保しやすい
店内でのご提供に加えて、テイクアウトやデリバリーサービス(Uber Eats・出前館など)も取り入れているため、席数が少ない小さなお店でも売上を確保しやすい形です。
ポイント3:うなぎ屋に必要なことは研修とマニュアルで
うなぎは、蒸し方や焼き方ひとつで味が大きく変わる、むずかしい食材です。猫家FCでは、そこも含めて、うなぎ屋に必要なことを研修とマニュアルでお教えします。うなぎの仕入れは本部が担うため、はじめての方でも調理の習得に集中しやすい形です。
ポイント4:値段はお店ごとに自分で決められる
うなぎは高単価の業態で、低単価業態(カフェ・パン屋など)に比べて少ない食数で売上を作りやすいため、副業としても検討しやすい業態です。さらに猫家FCは、仕入れがしっかりしているので、値段はお店ごとに自分で決められます。大手チェーン店より安い値段で出しても、利益が出せる仕入れです。
フランチャイズ全般の向き・不向きはフランチャイズのメリット・デメリット記事もご覧ください。
副業から始めて、定年後の本業化へ
猫家FCは加盟金150万円(保証金込み)、ロイヤリティは売上の4%(最初の3店舗は3%)。
副業での開業をお考えの方も、まずはお気軽にご相談ください。
ご相談は無料です