うなぎグルメ 白焼き 食べ方 2026年11月18日

うなぎの白焼きとは?/
かば焼きとの違い・おいしい食べ方・栄養

この記事の結論

  • 白焼きは、開いたうなぎをたれをつけずに焼いたものです。たれを塗って焼き上げると、かば焼きになります。
  • 白焼きは、わさびを添えてしょうゆをつけて食べるのが基本です。塩や好みの薬味で味を変えるのもおすすめです。
  • 成分表では白焼き100gが300kcalで、食塩相当量は0.3gとかば焼きの1.3gより少なめです。

うなぎの白焼きは、たれをつけずに焼いたうなぎです。たれの味がないぶん、うなぎそのものの味と脂を楽しめます。この記事では、辞典と文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、かば焼きとの違い、関東風と関西風の焼き方、おいしい食べ方、カロリーと栄養を説明します。

うなぎの白焼きとは?たれをつけずに焼いたうなぎ

うなぎの白焼きは、開いたうなぎを、たれをつけずにそのまま焼いたものです。文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の説明では、白焼きは、養殖うなぎを開きにして頭・骨・内臓などを取り、たれを付けずにそのまま串焼きにしたもの、としています。

辞典でも、白焼きは魚などを何もつけずに焼くこと、またその焼いたもの、と説明されています。「素焼き(すやき)」ともいいます(小学館『デジタル大辞泉』)。

かば焼きを作る途中の段階でもある

白焼きは、そのまま食べる料理であると同時に、かば焼きを作る途中の段階でもあります。講談社『和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典』では、うなぎの白焼きは、わさびなどを添えてしょうゆをつけて食べるほか、下ごしらえとして行うことが多い、と説明しています。

江戸時代の初めの料理書にも出てくる

白焼きは、古くからある食べ方です。『精選版 日本国語大辞典』は、「白焼き」の使い方の例として、寛永20年(1643年)に出た料理書『料理物語』の「うなぎ 白やきにして青すにてよし」という一文をあげています。『料理物語』は江戸時代の初めの料理書です。青酢(あおず)は、ゆでた青菜をすりつぶして、酢などをまぜた調味液です(『デジタル大辞泉』)。

白焼きとかば焼きの違いは?

いちばんのちがいは、たれを塗るかどうかです。成分表の説明では、かば焼きは、白焼きにしょうゆ、砂糖などからなるたれを塗って焼き上げたもの、としています。

くらべるところ 白焼き かば焼き
たれ つけない しょうゆ・砂糖などのたれを塗って焼く
味つけ 食べるときに、わさび・しょうゆなどで たれの甘辛い味
作る順番 開いて、そのまま焼く 白焼きにたれを塗って焼き上げる
炭水化物(100gあたり) 0.1g 3.1g
食塩相当量(100gあたり) 0.3g 1.3g

(出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の説明と、「うなぎ 白焼き」「うなぎ かば焼」の値)

たれを塗らないぶん、白焼きは炭水化物と食塩相当量が少なめです。一方で、エネルギーは白焼き300kcal、かば焼き285kcal(どちらも100gあたり)で、白焼きのほうが少し高い値です(差は15kcal)。成分表の説明によると、分析したかば焼きは、蒸す工程を行わずに作られ、包装して店頭で売られているものです。白焼きとかば焼きの値は、それぞれ別に、分析値などをもとに決められたものです。

ご飯と合わせたときのカロリーの計算は、鰻重(うな重)のカロリーとPFCで紹介しています。

関東風と関西風で白焼きはちがう?

関東風と関西風のちがいは、うなぎの開き方と、蒸すかどうかです。『百科事典マイペディア』(平凡社)では、関東風は背開きにして白焼きにし、一度蒸してから仕上げ、関西風は腹開きにして蒸さずに仕上げる、と説明しています。

くらべるところ 関東風 関西風
うなぎの開き方 背開き 腹開き
白焼きのあと 一度蒸す 蒸さない
かば焼きの仕上げ 蒸したあと、たれをつけて焼く 蒸さずに、たれをつけて焼く

(出典:『百科事典マイペディア』「蒲焼」、小学館『デジタル大辞泉』「蒲焼」、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」)

成分表の説明でも、かば焼きは焼き上げる前に蒸す工程を行うことが多く(一般に関東)、この工程を行わずに作るのは多くは関西、と書かれています。『デジタル大辞泉』も、かば焼きは白焼きにしてから蒸し、たれをつけて焼いた料理で、関西では蒸さないで焼く、と説明しています。

白焼きとして出すときに蒸すかどうかは、この記事で調べた辞典や成分表には書かれていません。気になるときは、注文の前にお店の人に聞いてみましょう。猫家の本店(千葉県四街道市)は関東風のうなぎ屋で、うなぎを蒸してから焼いています。

白焼きのおいしい食べ方は?

白焼きは、わさびを添えて、しょうゆを少しつけて食べるのが基本です(講談社『世界の料理がわかる辞典』)。たれの味がないぶん、薬味や調味料で味を変えながら楽しめます。

おすすめの食べる順番

  1. 何もつけずに一口:うなぎそのものの味と脂を確かめる
  2. わさびをのせて、しょうゆを少し:基本の食べ方
  3. 塩を少しつける:しょうゆとはちがう、すっきりした味に
  4. 好みの薬味で:ねぎ、おろししょうが、ゆずこしょうなど

これはこの記事のおすすめの順番で、決まりではありません。お店で薬味がついてきたら、まずはそれを使ってみましょう。

薬味と調味料の組み合わせ

組み合わせ 楽しみ方
わさび+しょうゆ 基本の食べ方。わさびの辛みで、脂のある身もさっぱり
塩 少しだけつけて、うなぎの味をそのまま楽しむ
ゆずこしょう ゆずの香りと、ぴりっとした辛みを足す
おろししょうが+しょうゆ さっぱりした後味にしたいときに
青酢 『料理物語』(1643年)に出てくる、昔の食べ方

しょうゆや塩はつけすぎないようにしましょう。白焼き100gの食塩相当量は0.3gですが、しょうゆや塩をつけると、そのぶん増えます。

ご飯といっしょに食べるなら

白焼きをご飯にのせて、わさびじょうゆで食べるのもおすすめです。たれのかかったうな重とはちがう、あっさりした味になります。

白焼きのカロリーと栄養は?

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」では、うなぎの白焼き100gは300kcal、たんぱく質20.7g、脂質25.8g、炭水化物0.1g、食塩相当量0.3gです。

白焼きとかば焼きの栄養(100gあたり)

栄養素 うなぎ 白焼き うなぎ かば焼
エネルギー 300kcal 285kcal
たんぱく質 20.7g 23.0g
脂質 25.8g 21.0g
炭水化物 0.1g 3.1g
食塩相当量 0.3g 1.3g
ビタミンA(レチノール活性当量) 1,500μg 1,500μg
ビタミンD 17.0μg 19.0μg
ビタミンE(α-トコフェロール) 5.3mg 4.9mg
ビタミンB1 0.55mg 0.75mg
ビタミンB2 0.45mg 0.74mg
EPA(イコサペンタエン酸) 510mg 750mg
DHA(ドコサヘキサエン酸) 1,100mg 1,300mg

(出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」、同 脂肪酸成分表編。データは2026年3月27日更新版で確認)

1人前だと何kcal?

白焼き1人前の量は、お店ごとにちがいます。100gあたりの値から計算すると、計算の例(仮の数字)として、白焼き80gなら約240kcal、150gなら約450kcalです。ほかの料理のカロリーはうなぎのカロリーと栄養で紹介しています。

ビタミンAのとりすぎに気をつける

白焼き100gのビタミンAは1,500μgRAEです。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18歳以上のビタミンAの耐容上限量(ふだんとり続けても健康への悪い影響がないとみなされる量の上限)を、1日2,700μgRAEとしています。白焼き100gで、その半分をこえます。子どもの耐容上限量は年齢によってもっと低く、たとえば6〜7歳は1日950μgRAE、10〜11歳は1日1,500μgRAEです(同じ基準)。毎日たくさん食べ続けるのは控え、量と回数を考えて楽しみましょう。

妊娠中の人や子どもは、ビタミンAのとり方について医師や保健師に相談してください。妊娠中のうなぎの食べ方は、妊娠中のうなぎの記事も参考にしてください。

食塩とビタミンD

食事摂取基準(2025年版)の食塩相当量の目標量は、18歳以上で男性1日7.5g未満、女性6.5g未満です。白焼き自体の食塩相当量は少なめでも、しょうゆや塩をつけると増えるので、つけすぎに気をつけましょう。ビタミンDは白焼き100gに17.0μgで、18歳以上の目安量(1日9.0μg)より多い量です。

家で白焼きを楽しむには?

お店や売り場で白焼きを買ってきたときは、包装の表示(保存方法・期限)を確かめ、温め方の案内があればそれに従うのが基本です。

うなぎの保存や、かば焼きのタレを使ったアレンジはうなぎの美味しい食べ方で紹介しています。

お店で白焼きを頼むときのポイントは?

白焼きをメニューに置いているかどうかは、お店によってちがいます。食べたいときは、メニューで確かめるか、予約のときに聞いてみましょう。

  1. メニューに白焼きがあるか確かめる
  2. 量(1尾・半身など)と、わさびなどの薬味がつくかを見る
  3. 関東風か関西風か、お店の説明を見る
  4. 焼き上がりまで時間がかかることもあるので、時間に余裕をもって注文する

かば焼きと白焼きの両方を食べ比べると、たれの有無による味のちがいがよくわかります。何人かで行くときは、1人ずつちがうものを頼んで分け合うのも楽しみ方の一つです。

関東風のうなぎを店内でもテイクアウトでも

猫家のうなぎは、特大の国産うなぎを蒸してから焼き、特製のタレで仕上げる関東風。
店内でのお食事のほか、テイクアウトやデリバリーでもお楽しみいただけます。

電話予約承ります(本店:千葉県四街道市四街道1-22-5/夜は21:00〜深夜、平日の昼は11:30〜15:30で予約制)

よくある質問(FAQ)

うなぎの白焼きとは何ですか?
開いたうなぎを、たれをつけずにそのまま焼いたものです。文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の説明では、養殖うなぎを開きにして頭・骨・内臓などを取り、たれを付けずに串焼きにしたもの、としています。
白焼きとかば焼きの違いは?
いちばんのちがいはたれを塗るかどうかです。成分表の説明では、かば焼きは白焼きにしょうゆ・砂糖などからなるたれを塗って焼き上げたものです。100gあたりの炭水化物は白焼き0.1g・かば焼き3.1g、食塩相当量は白焼き0.3g・かば焼き1.3gです。
白焼きはどうやって食べる?
わさびを添えて、しょうゆをつけて食べるのが基本です(講談社『世界の料理がわかる辞典』)。まずは何もつけずに一口食べ、次にわさびとしょうゆ、塩や好みの薬味と、味を変えながら楽しむのもおすすめです。
白焼きのカロリーは?
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年では、うなぎの白焼き100gは300kcalです(たんぱく質20.7g、脂質25.8g、炭水化物0.1g)。かば焼き100gは285kcalで、差は15kcalです。
白焼きは関東風と関西風でちがう?
関東風と関西風のちがいは、開き方と蒸すかどうかです。『百科事典マイペディア』では、関東風は背開きにして白焼きにし、一度蒸してから仕上げ、関西風は腹開きにして蒸さずに仕上げると説明しています。白焼きとして出すときの作り方は、お店ごとに確かめましょう。
子どもや妊娠中の人が白焼きを食べるときの注意は?
白焼き100gのビタミンAは1,500μgRAEと多めです。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の18歳以上の耐容上限量は1日2,700μgRAEで、子どもはもっと低く、たとえば6〜7歳は1日950μgRAEです。量と回数に気をつけ、子どもや妊娠中の人の食べ方は医師や保健師に相談してください。

うなぎ屋をやってみたい方へ

猫家では、うなぎ屋のフランチャイズ加盟を募集しています。料理の経験がなくても、うなぎ屋に必要なことは研修とマニュアルでお教えします。うなぎの仕入れは本部が担います。加盟の詳しい内容を見る

参考にした情報

※この記事の数字は、2026年10月27日に確認した上記の情報をもとにしています。成分の値は成分表の値で、お店の料理の実際の値とは異なります。